早期退職制度の募集人員が増加!人生の岐路に立った時、路頭に迷わないようにするためには何が必要か?
2024年の「早期・希望退職」の募集人員が1万人を超えたというニュースが目に入った。
募集人員は、前年の3倍に急増したと記事では書かれている。
将来を見据えて企業の事業構造改革における人材ポートフォリオの見直しが背景にあるらしい。
そして2025年も加速する可能性が高いと記事は締めくくっている。
株式投資じゃあるまいし、ポートフォリオの一部として扱われているのが現在のサラリーマンだ。
であれば、個人も会社を選択肢の一つとしてドライに扱うべきではないか?
ピンチをチャンスとして捉えて、早期退職制を活用していくにはどうすればいいのか?
この記事では考えてみたい。(関連記事はこの記事の末尾参照)

■大企業=安泰の時代は終わった?早期退職制度という名のリストラについて
今目の前で起こっていることは、早期退職と言う名前のリストラだ。
今回のニュース記事の中で、特に私の注意を引いたのが以下2点だ。
・約60%の過半数が黒字企業
・募集人数の約80%が上場企業
つまり『儲かっている大企業の社員が職を失う可能性が高い』という事実だ。
❶約60%の過半数が黒字企業
以前のリストラは、赤字企業だったと思うが、今は違う。
黒字の企業が、事業構造改革の一環としてリストラする時代なのだ。
❷募集人数の約80%が上場企業
かつての様な大企業に入れば、安泰だった時代は過ぎた。
大企業のホワイトカラー層こそ危ないのだ。
大企業のホワイトカラー層が危ないと言われる所以は、目まぐるしい成長を遂げるAIの存在だ。
AIの進化はホワイトカラーの職場に大きな変化をもたらすであろう。
データ分析や報告業務においては、AIは大量のデータを迅速かつ正確に分析し、レポートを作成することができる。また定型的な業務、例えば請求書処理などは、自動化することで、時間と労力を大幅に節約が可能だ。
中には採用面接や人事考課、新規事業の企画においての一部業務にもAIを取り入れている企業も増えている。
これは感度の高い一部のベンチャー企業などに限られた話ではなく、誰もが知るITC企業や業界で一二を争う大手飲食チェーンなど、所謂大企業でのAI活用が目立ってきている。
時代は変わったのだ。
従来とは、常識が違うのだ。
■早期退職制度と言う名のリストラをチャンスに変える準備とは
私自身が早期退職制度をゲームチェンジャーとして活用した経験がある。
早期退職と言う名前のリストラを人生におけるチャンスに変える為には、準備が必要だ。
僭越だが、私のケースを事例として紹介する。
・資産運用の経験を積んでおく
・転職市場で売れるようにしておく
❶資産運用の経験を積んでおく
早期退職制度では、定年前に退職する社員に対して退職金を上乗せして支給される。
この退職金を有効に使うために、資産運用は有効だ。
その為には、投資に慣れておいた方が良い。
私の場合は、お金を不動産に置き換える事が得意だったので、大いに活用した。
上乗せで得た退職金は、全て不動産投資に振り分けて、不労所得(月額の家賃収入)に変換した。
給料に代わる現金収入(インカムゲイン)があると非常に心強いものである。
それまでの投資経験が無ければ、思い切った投資は出来なかっただろう。投資を経験しておいた方が良い。
投資する対象は、別に不動産である必要は無いが、配当株や債券など定期的な現金収入(インカムゲイン)が得られる方がいいだろう。
退職するという事は、今まで毎月得られていた給料がもらえなくなるのだから。
インカムゲインについては以下の記事にまとめているので参考にしてほしい。
FIRE達成を実現する為に知っておきたいインカムゲインとキャピタルゲイン – 株式会社ユリウス
❷転職市場で売れるようにしておく
今所属している会社の外で使える経験・ノウハウを持っておくことをお勧めする。
私の場合は、海外での駐在経験を“売り”にして転職した。
早期退職のような非常事態が来る前に、自分の転職市場での市場価値を調べておくと良い。
今の時代、転職エージェントも分業化が進んでおり、世代に合わせたエージェントが存在する。
直ぐに転職しないでも、登録だけして自分の市場価値を確認しておいて損はないだろう。
■準備を始める前に知っておきたいこと
自分の会社が早期退職の募集を始めた場合、それをチャンス捉えてリスクを取って何らかの行動を取るためには準備が必要だが、心がけた方が良い留意点がある。
・資産運用を軌道に乗せるには時間が必要
・転職は、根本的な解決にはならない
❶資産運用を軌道に乗せるには時間が必要
特に、定期的な現金収入が見込めるインカムゲイン投資はキャピタルゲインを狙う投資に比べて利回りが低い場合が多い。不労所得が増えていくには時間が掛かるだろう。
時間が掛かる事を覚悟して、出来るだけ早い段階から投資に慣れるようにしたい。
❷転職は、根本的な解決にはならない
転職してもサラリーマンであることには変わりない。
私自身も転職して上手くいかなかった経験がある。転職先が買収されて行き場を失った。
転職がすべて失敗になるとは思わないが、会社とは一定の距離をおいて、冷静に自分のライフプランを見つめなおす時間を作ってみてはどうだろうか?
会社で働くというのは、人生における一つの選択肢に過ぎないことを認識しよう。
会社に依存しない生き方については以下の記事にまとめているので参考にしてほしい。
投資?副業?会社に100%依存しない生き方を目指すために始めたい3つのこと – 株式会社ユリウス
■まとめ
私は今の時代は明治維新に似ていると捉えている。
武士の時代が終わったのだ。頭を切り替えよう。
チョンマゲして、大小の刀を差して、お城にお仕えしていては生きていけない時代が来たのだ。
AIと言う黒船も襲来している。
ピンチをチャンスとして捉えて、自分の人生を切り拓いていく必要があるのだ。
その為には、準備を今からでも始めよう!
関連記事:2024年の「早期・希望退職」3年ぶり1万人超 募集社数57社、募集人数は前年の3倍に急増(東京商工リサーチ) – Yahoo!ニュース
■著者プロフィール
著者:上岡 健司
AFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定)、宅地建物取引士資格合格
株式会社ユリウス代表取締役中国・タイ・ベトナムなどアジア3カ国で10年以上の企業経営経験を持つ投資家・戦略的メディアオーナー。自社での不動産・金融資産運用を実践しながら、資本主義の構造を活用したライフスタイルを発信中。著書多数。
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