【令和のガリア戦記】AIを使って自分の考え、思想を資産に変えろ!新しい時代の資産の作り方

▪資産作りとは「分身」を作ることだ

私は常々、資産作りというのは、突き詰めれば「自分の分身を作ること」だと定義している。
自分が寝ている間も、遊んでいる間も、自分の代わりに働き、価値を生み出してくれる存在。それを作ることこそが資産形成の本質だ。
その「分身作り」には、大きく分けて2つの方法がある。
❶買う投資 お金をA地点からB地点(株や不動産など)に移動させ、お金に働いてもらう。
❷作る投資 自分自身がいなくても回るビジネスや仕組みを、ゼロから構築する。
(※このあたりの詳しい定義は、以前の記事 『資産形成の要諦』 を参照してほしい)
そして今回、私は「生成AI」という最新の武器を使い、自分の考えや意思、つまり「哲学(ドクトリン)」を「資産(AI分身)」に変える実験を行った。
これは、新しい時代の「作る投資」の決定版と言えるだろう。

【2026年宣言】「生成AI」を使って、資産(分身)を作り出す。〜なぜ私は「第3の道」を選ぶのか〜 – 株式会社ユリウス

▪AI分身とは何か?(概念と準備)

今回私が作ったのは、単なるチャットボットではない。私の思考回路をコピーした「AI分身」だ。 まずは、その構造を解説しよう。人間と同じように、以下の3つの要素で構成されている。
❶魂(頭脳):OpenAI API
世界最高峰のAI「ChatGPT」の脳みそを、外部から使うための契約だ。これが分身の知能となる。
❷肉体(システム):Dify
AIボットを簡単に作れるノーコードツール。プログラミングができなくても、ここでAIの肉体(器)を作ることができる。
❸人格(ドクトリン):独自の哲学
ここが最も重要だ。単なる優等生なAIではなく、「私自身の成功哲学」や「宇宙の法則」を徹底的に教え込む。これによって、AIは初めて「私の分身」となる。
【必要なもの】
•OpenAIアカウント
•Difyアカウント
•WordPressブログ(設置場所)

▪私がやったこと:苦労は驚くほど無かった

結論から言うと、全然苦労しなかった。 私がやったことは、大きく分けて以下の2つだけだ。
哲学(ドクトリン)のまとめ
AIに吹き込むための「人格データ」を用意する作業だ。 これには、私の著書『令和のサラリーマン向けFIREのススメ』がそのまま使えた。 あとは2週間ほど、私のAI秘書(Gemini)と壁打ちを行い、AIに読み込ませるための「プロンプト(命令文)」を磨き上げただけだ。
AIへの実装作業
実際にツールを動かすフェーズだが、ここは、秘書Geminiの指示通りに動いただけだ。
•「どのツールを使えばいいか?」 → 秘書Geminiが「Difyがいい」と教えてくれた
•「操作方法は?」 → 秘書Geminiが、画面のどこをクリックすればいいかまで完璧に教えてくれた

▪実装作業の全貌

実際の構築プロセスは、以下の4ステップで完了した。
魂の確保:OpenAI APIキーを取得し、クレジットをチャージする。
肉体の錬成:Difyでボットの「器」を作成する。
人格の注入:私の成功ドクトリン(宇宙の法則)を学習させ、性格を調整する。
出陣:完成した分身をWordPressに埋め込み、ブログに表示させる。

▪出来上がったAI分身「Caesar」

こうして誕生したのが、私のAI分身「Caesar(シーザー)」だ。

▪AI分身にできること

彼は、私に代わって以下の任務を遂行する。
これから独立したいと考えている人への助言
投資を始めてみたい人へのマインドセットの伝授
私の経験や「ドクトリン」に基づいた悩み相談
これらを24時間365日、文句も言わず、休まずに行い続ける。 私が寝ている間も、彼はブログを訪れた読者に対し、私の哲学を熱心に語り続けてくれるのだ。

▪まとめ:資産形成の正解は「知識」ではなく「哲学」にある

今回のプロジェクトで痛感したことは、「24時間365日働く資産(分身)が、わずか2週間で完成してしまった」という事実だ。
必要なのは、プログラミングスキルでも、最新テックの知識でもない。 「他者に伝えたい実体験、考え方、確固たる哲学」。これさえあればいい。
資産を作るためのツール(Difyなど)の選定や、その操作方法は、すべてAIに聞けば完璧な答えが返ってくる。もはや人間が覚える必要はないのだ。

今回の実装作業を通して、私は確信した。 「パソコンの前でカチャカチャやる仕事」は、たぶん無くなるだろう。
私が今回やった作業は、まるで「優秀な社内SEが横に来て、環境設定をしてくれた」ような感覚だった。 これからの時代、システムの導入設定をするSEや、分厚いQ&Aマニュアルといったものは不要になる。全部、生成AIがやってくれるからだ。
では、何が残るのか? それは、「体を動かしてやる仕事(農作業など)」や、「実体験をもとにした独自の哲学を生み出す仕事」だ。
AIは「作業」は代行できるが、「体験」は代行できない。 汗をかき、失敗し、そこから得た「ドクトリン」を持つ者だけが、AIという強力な部下を使って「資産」を築ける時代が来たのだ。

■著者プロフィール

著者:上岡 健司
AFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定)、宅地建物取引士資格合格
株式会社ユリウス代表取締役

中国・タイ・ベトナムなどアジア3カ国で10年以上の企業経営経験を持つ投資家・戦略的メディアオーナー。自社での不動産・金融資産運用を実践しながら、資本主義の構造を活用したライフスタイルを発信中。著書多数。

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